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「直貼り工法vs通気工法|2000年以前に建てた家ほど要注意」

「直貼り工法vs通気工法|2000年以前に建てた家ほど要注意」

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外壁塗装を検討するなら「直貼り工法」に注意が必要です。サイディングにおける外壁材を直接断熱材に貼り付ける施工方法で、2000年の頃までによく採用されていました。

一方、通気工法もあります。防水シートの上に空気の通り道を設けることで、湿気を逃げやすくする工法です。2000年以降では、多くのハウスメーカーや工務店で採用されるようになりました。

外壁塗装を検討している場合、塗装ではなくリフォームとして、耐久性や健康面でも通気工法にしてもいいかもしれません。直貼り工法で塗装工事をするなら、透湿性塗料の使用も考えたほうがいいでしょう。

そこで今回のお役立ちコラムでは「直貼り工法vs通気工法」というテーマで、各構造についてくわしくお話しします。

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2000年初頭までに多く採用された「直貼り工法」の落とし穴

窯業サイディングを外壁で採用している場合、外壁塗装では直張り工法と通気工法の問題が出てきます。「直貼り工法」は、サイディング外壁を直接断熱材の上に貼り付ける工法です。施工コストが抑えられるため、2000年初頭までによく採用されていました。ただし、直張り工法は2000年(平成12年)5月に禁止されたのです。住宅の品質確保の促進等に関する法律、いわゆる品確法で規定されました。理由は直貼り工法に関するデメリットです。

直張り工法によるサイディングの不具合

直貼り工法では多くの不具合が頻発しました。北陸から北海道のような寒冷地では凍害です。逆に温暖地では、基材表面の剥離が見られました。お風呂場や台所や洗面所など、水蒸気が発生しやすい場所で見られたのです。

外壁には開口部があります。下部に結露が多く発生しました。サイディングが吸収して問題が発生したと考えられています。ただ、品確法で禁止になったものの、直張り工法で建てられた住まいは数多くあるのが現状です。

目立った不具合がなければ、住んでいて問題はありません。ただ、外壁塗装をする場合、直張り工法かどうかは外壁塗装業者にとって注意するべき問題になっているのです。外壁塗装では根本的な外壁内部や外壁自体の問題は解決できません。その点を理解した上で、外壁塗装ではなくリフォームを選択する判断も必要です。

直貼り工法について

直貼り工法について

直貼り工法は、木造住宅の柱に防水シートを直接貼り付け、その上に窯業サイディングなどを貼り付ける工法です。通気層のための部材や手間が要りません。通気工法と比較すると、費用も工期も抑えられるのです。

シンプルですから、施工者の負担も軽くなります。通気層がありませんから、火災発生時でも火の回りが通気工法よりも遅いことが期待できるのです。このようなメリットは直貼り工法を選ぶ理由になりました。

デメリットの問題が深刻化した

コストを抑えられる点は、新築やリフォームを検討される方にとっては魅力的でしょう。ただ、法律で禁止されたことからもわかるように、デメリットの影響は大き過ぎたのです。

直貼り工法では、サイディングの裏側に隙間が生まれません。通気性が悪いため、湿気が壁の内部に停滞しやすい欠点があったのです。湿気の影響で結露が発生すると、深刻な問題に発展します。

木材が腐食し、カビやダニの増殖によるカビアレルギーのような問題リスクも高まるのです。木材が腐食すれば、住まいの耐久性は一気に低下します。サイディング材の劣化も無視できません。湿気の停滞でサイディングが急速に劣化します。カビやコケが増殖するきっかけになるのです。

塗膜のふくれやはがれ

外壁塗装をしても、水分が塗膜によって逃げ場をなくす問題も出てきます。水分が蒸発する際、塗膜が押し上げられることで、塗膜のふくれやはがれが発生するのです。サイディング材が一部破損するケースも見られます。

寒冷地ではサイディング材内部に残った水分が凍結し、体積が増えます。結果、凍害によるサイディング材の破損リスクも高まるのです。

リフォームやメンテナンスが難しい

直貼り工法は、外壁塗装を困難にします。湿気のこもりやすい構造だからです。外壁塗装をしても、はがれるリスクが高いという問題が出てきます。

外壁塗装業者の中には、直貼り工法に対しては保証できない、塗装ではなくリフォームを推奨するケースも見られます。

また、根本から原因を解決するには、張り替えのようなリフォームが視野に入るのです。ただし、外壁の張り替えについては、費用や工期の問題も出てきます。資金力の問題で、簡単にリフォームもできない問題なのです。

参照:一般社団法人木造住宅塗装リフォーム協会 ご相談=外壁サイディングの剥離

通気工法

通気工法

直貼り工法禁止後、主流になったのが通気工法です。通気工法でも柱の耐力壁に、防水シートを施工します。この点は直貼り工法と変わりませんが、胴縁と呼ばれる木材を取り付けるのが大きな違いです。その胴縁にサイディングを貼り付けます。

胴縁にサイディングを張り付けることで、防水シートとサイディング材の間に通気層が生まれるのです。通気層を確保するだけではなく、基礎部分に、板金による隙間を設けます。屋根の軒裏や棟部には換気口も設けるのです。

このような工夫をすれば、湿気は通気層の上や下を通り抜けて屋外へ排出できます。直貼り工法で問題化した、湿気や結露によるサイディングの劣化も防げるのです。2000年以降に採用されることが増え、一般的な工法として定着しています。

メンテナンスも簡単で結露防止や建物の長寿命化に貢献

通気工法は通気層を設けることで、湿気による結露対策が期待できます。木材の腐食をはじめ、カビやダニの増殖を抑えられるのがメリットです。このようなメリットは、建物の長寿命化につながります。

通気層による空気層は、断熱層として機能するのもメリットでしょう。内部の木材に関する腐朽の不安も少ないですから、外壁塗装のようなメンテナンスを阻害する要素がありません。

一方で強度やコストなどのデメリットもある

通気工法はメリットの多い工法ながら、一方でデメリットも指摘されています。通気層を施工するため、部材や手間がかかる点です。直貼り工法と比較すると、費用面と工期は増加します。

通気層を設けることで、外壁と柱の間に隙間ができるのもデメリットです。釘のような留め具の負担には、とくに注意しなければなりません。強度が弱まるという点は、台風や地震のような大きな自然エネルギーに対する不安が残ります。

通気層を確保することで外壁の厚みが増えるため、狭小地だとできないケースも出てくるのです。火災発生時、通気層が炎や煙の通り道になり、被害が拡大するリスクもあります。

通気工法のための知識や技術力が求められる

通気工法は施工が難しい工法と言えるでしょう。正しい施工をしないと、湿気が停滞する原因となるからです。透湿防水シートの負担が大きくなるといったトラブルの可能性もあります。

直貼り構造で外壁塗装をするなら透湿性塗料が必要

直貼り構造でも、致命的な問題がなければ、外壁塗装で住まいを守りたい方もいるでしょう。その場合、透湿塗料が欠かせません。

直貼り工法の場合、通気層がないわけですから湿気の逃げ道の確保が必要です。一般的な塗料では、防水性が重視されています。防水性の高い塗料を使用すると、内部で停滞した湿気が塗膜の裏側に滞留する危険性があるのです。

よくあるのは塗膜のふくれやはがれの発生でしょう。直貼り構造で窯業サイディングを施工しているなら、湿気を逃がせる透湿性塗料が適しているのです。一方の防水塗料は完全密閉するわけですから、湿気が停滞しやすい直貼り工法の外壁には適していません。

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悪質業者とは言えないものの、専門知識や技術力が不足している塗装業者も存在しています。直貼り工法か通気工法かきちんと確認せず、一般的な防水塗料を使用する場合もあるのです。

塗装業者が透湿性と防水性について明確に理解していない場合、思わぬトラブルにつながるのです。塗膜を厚くし過ぎれば、透湿性が失われます。直貼り工法に関する知識がないと、住まいを守るはずの外壁塗装が逆に寿命を縮めることになりかねません。

また、

直貼り工法か通気工法か塗装業者に確認

直張り工法か通気工法か、適切に確認するには構造調査が必要です。相談した際、構造調査まできちんとしてくれる塗装業者を選びましょう。

また、家主側も住まいの設計図面や施工当時の資料があれば用意してください。家主が確認するのと同時に、塗装業者にとっては助かる資料になるからです。

また、過去、補修やリフォームをしている場合もあるかもしれません。とくに中古物件ではその可能性もあるため確認が必要です。

直貼りか通気工法か一般の方でもできるセルフチェック

  • ✅築年数:1990年代前半までの頃に建てられているなら、直貼り工法の可能性が大。1995年~2005年は混在しているため注意
  • ✅劣化状況:サイディング表面のふくれやはがれや反りが頻繁に出ると、湿気が逃れずに劣化している可能性あり
  • ✅水切り板金のチェック:サイディング外壁と基礎の間にある金属の部材が水切り板金。サイディング外壁と水切り板金の間に隙間があるため、薄い定規を差し込んで確認できる。奥行きが1.0センチや1.6センチなら直張り工法の可能性がある

あくまで推測するための簡易的なセルフチェックです。正確な調査は、外壁塗装専門業者に任せるのが確実です。

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2000年以前の住宅は、直貼り工法で建てられているケースが少なくありません。この工法は一見シンプルで低コストですが、湿気による塗膜の膨れや剥がれ、サイディングの劣化など多くのリスクを抱えています。一方、通気工法は現在主流となっており、結露防止や建物の長寿命化、さらにはメンテナンス性にも優れています。

しかし、築年数によってはどちらの工法か分からず、安易な塗装が住まいの寿命を縮めてしまうことも。特に直貼り工法の場合は、透湿性塗料の選択や、専門業者による構造調査・工法判別が重要です。

プロタイムズ都城店/株式会社富田美装では、経験豊富なスタッフが現地調査から最適なご提案まで丁寧にサポート。図面や資料がなくてもご相談いただけますし、セルフチェックだけで不安な場合も、お気軽にお声がけください。外壁の工法やメンテナンス方法でお悩みなら、まずは富田美創へ。

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