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ケレンって何?下地処理を怠ると塗膜が5年で剥がれるワケ
2025年06月22日(日)
都城市、小林市、えびの市の外壁塗装・屋根塗装は
プロタイムズ都城店/株式会社富田美装にお任せください!
代表の富田です!
外壁や屋根の塗り替えを検討していると、「ケレン」と呼ばれる聞き慣れない言葉を聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。見積書や契約書に文言は載っていたものの、意味がわからずスルーした方もいるかと思います。
しかし「ケレン」は塗装の耐久性が決まる作業となっているため、大まかな意味は知っておいた方が良いかもしれません。
施工費用を抑えている業者の中には、ケレンを飛ばしているケースがあります。ただ、ケレンを怠ると次のことが起こります。
- 塗料を塗っても密着しない
- 外壁塗装の出来栄えが悪くなる
- 塗装の耐久性が落ちる
塗装のクオリティを高める上で、ケレンは重要です。
とはいっても、なぜケレンが必要かわからない方もいるはず。今回のお役立ちブログではケレンの意味から必要性、怠った際に起こるトラブル、良い業者の見分け方などを詳しくお話しします。
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「ケレン」は下地処理の一種!どのような作業を指すの?
ケレンとは、塗装前に行う下地処理の一種です。鉄部や木部、コンクリート表面などに付着したサビ・汚れ・古い塗膜を削り落とし、新しい塗料が密着しやすいように整える作業を指します。
語源については諸説あるものの、有力なのは英語の「clean(クリーン)」が訛ったという説です。明治時代に外国人技師から伝えられた作業名が、日本語調に変化して「ケレン」と呼ばれるようになったとされています。
ケレンの作業パターンは4種類にわかれる!何が違う?
ケレンの作業パターンは、1~4種にわかれています。1種では全面をブラスト処理します。一方、2種では電動工具や手作業によって広範囲のサビや古い塗膜を取り除くのがメインです。また、3種では部分的なサビ除去、4種では表面に細かなキズをつける処理(目荒らし)を行います。したがって、古い塗膜の種類・状態によって方法を変えることが大事です。
下地の素材や劣化状況に応じて行うケレンは、塗膜の耐久性と品質を向上させます。「ケレン」と一言でいっても、材質や状況に応じてやり方を変えないといけないため、職人の判断力や技術力が問われる工程だといえるでしょう。
ケレンは塗膜の寿命を左右する
塗料というのは「ツルツルにきれいな表面」よりも、「適度にザラついている表面」によく密着します。ケレンで汚れやサビを除去し、表面に細かな凹凸をつけることで、塗料がしっかりと「かみ合う」状態になるのです。
ケレンが不十分なまま塗装をすると、塗料が下地に食いつかなくなります。結果、建物の上に乗っているだけの状態になります。雨風や紫外線などによるダメージを受けやすくなるため、塗装から5年以内で浮きや剥がれを引き起こしてしまうのです。
とくに、注意すべきは金属部材の塗装です。金属表面には肉眼では確認しにくい酸化膜や油分が付着していることも多く、それらをケレンで除去しないと塗料の密着性は低下します。ケレン不足が原因でサビが再発するケースもあり、わずか2〜3年で全面再塗装が必要になることもあります。
ケレンは「見えない劣化」にも効果的!
ケレンは、見えない劣化にも効果的です。建物の中には、古い塗膜の下でサビが静かに進行していたり、表面には見えないレベルの細かなひび割れが隠れていたりする場合があります。仮に、ケレンを行わずに建物の上から塗料を重ね塗りした場合、塗膜の下で水分や空気が閉じ込められるため、建物内部から浮き上がってしまいます。
見た目はきれいでも、1年後にはブクブクと塗膜が膨らんでしまい、見栄えが悪くなるパターンもあるため、ケレンは念入りに行うことが大事です。
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ケレンを怠るとどうなる?5年以内に起こるトラブル例
ケレンを怠ると、5年以内にトラブルに見舞われる可能性が高くなります。トラブルの例は次の通りです。
- 塗膜の膨れや浮き
- 塗膜の剥がれ・めくれ
- 早期の再塗装
- 外壁材や鉄部の腐食・劣化
事例ごとに詳しく見てみましょう。
1.塗膜の膨れや浮き
ケレンを省略すると塗料が下地に密着しません。結果、塗膜の下に水分や空気が入り込んでしまい、ブクブクと気泡のように浮き上がることで起こります。
中でも湿気がこもりやすい場所や金属部で現れやすく、建物の見栄えも悪くなります。「せっかく塗り替えたのに、見栄えが悪くなった」と後悔する原因のひとつです。
2.塗膜の剥がれ・めくれ
浮いた塗膜は劣化が進行すると、最終的に剥がれます。とくに鉄部の場合、ケレンによってサビが取りきれていないと、残ったサビが再び酸化・膨張し、塗膜を内側から押し上げてしまうため塗膜の破れ・剥がれが起こるかもしれません。
塗膜が剥がれると下地がむき出しになり、雨水や紫外線が直接あたります。結果、建物の耐久性を著しく損ねるリスクが高まるでしょう。
3.早期の再塗装
「10年もつ」と説明されたはずの塗装が、5年足らずでボロボロになる場合もあります。塗膜の寿命を縮める最大の原因が「下地処理不足」です。塗料本来の耐久性能が発揮されないまま終わってしまいます。
再塗装となれば、足場代・人件費・塗料代を再び負担しなくてはいけません。初期費用を抑えたはずの工事が、割高になってしまう典型例です。
4.外壁材や鉄部の腐食・劣化
ケレンを怠って塗装してしまうと、本来守るべき建材が無防備な状態になってしまいます。サビを取り除かずにそのまま塗ってしまうと、内部で酸化反応が進行するため、鉄部は「腐食」、木部やモルタル面では「ひび割れ・劣化」が加速するでしょう。
劣化が進むと「塗り直し」では済まず、「張り替え」や「補修工事」といった大掛かりな修繕が必要になるため、コストも跳ね上がります。結果、家計を苦しめてしまうかもしれません。
プロはここまでやる!ケレン工程の実例
一見、建物がきれいに見えても、目を凝らすとサビが点在していたり、塗膜の一部が浮いていたりします。経験豊富な職人は、わずかな違和感を手の感触や音で察知し、サンドペーパーや電動工具を用いて丁寧に削り落としてくれるのです。
さらに、雨樋や破風板、換気フードなどの細かな部位も忘れずにケレンを行うため、塗料の密着性が格段に向上します。
仕上がり比較|ケレンあり vs なし
ケレンをしっかり行った塗装と、行わなかった塗装では、最初の見た目にはそれほど差がないかもしれません。しかし、数年経過すれば差は歴然です。ケレンを行った場合は、塗膜が下地にしっかり密着しているため、10年近く美観を維持し、塗膜の剥がれや浮きといったトラブルが発生しにくくなります。
一方、ケレンを省略した場合は、2〜5年程度で塗膜が浮き始め、最悪の場合は下地から剥がれてしまうかもしれません。一見するときれいに仕上がったように見えても、ケレンが不十分だと雨水や湿気が浸入し、内部から気泡のように浮いてきます。結果、建物の保護機能低下も招いてしまうでしょう。
塗装を長持ちさせるなら「ケレン」にこだわる業者を
見積書の中に「下地処理」や「ケレン」という項目が記載されていない業者には要注意です。表面上の金額は安く見えても、必要な工程を省略している可能性があるからです。
ケレンは人件費がかかるため、格安を売りにする業者の中には省いていることも珍しくありません。よって、塗装工事を依頼する前には見積書の内訳に「下地処理」や「ケレン」の文言が含まれているか確認することが大事です。
信頼できる塗装業者か見極めるポイント
信頼できる塗装業者を見分けるポイントは複数あります。まずは、国家資格である「一級塗装技能士」が在籍しているかを確認しましょう。過去の施工を写真付きで公開している業者であれば、作業の様子がわかるため安心です。
他に、工事中にどのような作業をしているのか説明してくれる業者や、報告書で工程ごとの進捗を伝えてくれる業者も、顧客の立場に寄り添ってくれているため信頼できるでしょう。
富田美創ならではのこだわりケレン作業で塗装の寿命を延ばしましょう!
塗装工事の成功は「下地処理=ケレン」にかかっていると言っても過言ではありません。どれほど高価な塗料を使っても、下地処理を怠れば塗膜はすぐに剥がれ、美観も耐久性も損なわれてしまいます。特に格安をうたう業者の中には、ケレン作業を省略することで一時的に費用を下げているケースもあり、結果として数年で再塗装が必要になることも珍しくありません。
プロタイムズ都城店/株式会社富田美装では、一級塗装技能士による丁寧な下地処理を徹底し、塗料本来の性能を最大限に引き出す施工をお約束しています。お見積りの段階から「下地処理」や「ケレン」の内容を明記し、工程ごとの進捗も写真付きでしっかりご報告。初めての方も安心してご依頼いただけます。
塗装工事の品質で後悔しないために、まずは富田美創にご相談ください。お問い合わせフォーム・メール・お電話・ショールーム来店など、どんなご相談も大歓迎です。富田美創の“こだわりケレン”で、住まいの美観と寿命を一緒に守りましょう。
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