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火山灰地域の住宅メンテナンス計画|外壁・屋根の10年スケジュールと最適タイミング
2025年12月22日(月)

都城市、小林市、えびの市の外壁塗装・屋根塗装は
プロタイムズ都城店/株式会社富田美装にお任せください!
代表の富田です!
火山灰の降る都城市の現場では「屋根やベランダに灰が溜まっているけれど、雨樋はこのままで大丈夫?」「最近雨のたびに樋から水があふれる」といった相談をよく受けます。
火山灰は、乾いていると細かい砂に見えるのですが、雨を含むと途端に重さが増すのです。その結果、雨樋や金具に想像以上の負担がかかります。放置すると樋の変形や割れだけでなく、外壁の汚れ拡大や基礎まわりの浸食など、家全体の劣化を早める原因にもなりかねません。
都城市のお住まいの中には、詰まりを何年も放置しているところもあります。同じ築年数だとしても、詰まりを放置していなかったお住まいとは、雨樋の傷み方に大きな差が出ていると感じられるのです。
そこで今回のお役立ちコラムでは、火山灰が降る都城市の一戸建てを想定し「雨樋を中心に外壁・屋根をどう守っていくか」についてお話しします。まずは火山灰そのものが建物に与える負担を抑えたうえで、屋根・外壁・雨樋ごとのメンテナンス周期の考え方をお話しします。「いつまで様子見できるのか」「そろそろ交換や塗り替えを検討すべきか」判断しやすくなる内容です。
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火山灰地域で外壁・屋根・雨樋が受けるダメージ

火山灰地域の住まいが、一般的な地域とどこが違うのか整理します。ここを押さえておくと、後で出てくる点検周期や交換目安の理由が腑に落ちやすくなるからです。
火山灰の性質と外装材への影響
火山灰は、目で見ると細かい砂のようですが、実際にはガラス片に近い硬い粒子が多く含まれています。
乾いているうちは軽くても、雨を含むと一気に重さが増すのです。気象庁では、降灰1mmで1平方メートルあたり、おおよそ1〜1.7kgの重さになるとされています。屋根や雨樋に数ミリ単位でも積もれば、大きな荷重がかかる計算です。
屋根や庇、ベランダに積もった灰が濡れると、表面の塗膜や防水層には「重み」と「擦り減り」が同時に加わります。粒子が硬いため、小さな傷が増えてしまい、そこから劣化が進みやすくなるのです。
雨樋の中に入り込んだ灰は、雨水と混ざって泥状になります。これが樋の途中で留まると、断面を狭めて排水を妨げるだけでなく、樋全体や支持金具に余分な重さをかけてしまうのです。
長期修繕計画の考え方を戸建てにも当てはめる
マンションでは、外壁や屋上防水などの修繕時期を30年程度のスパンで整理した「長期修繕計画」を立てるのが一般的です。戸建て住宅に同じ制度はないですが「どの部位を何年ごとに直す前提とするか」という考え方は、都城市の一戸建てにも応用できます。
とくに火山灰地域は、灰が多く降った年や、豪雨・台風が続いた年のあと、雨樋や外壁の傷みが一気に表面化する場合もあります。
築年数や工事履歴に加え「降灰が多かった年」「大雨で屋根や樋の負担が大きかった年」をメモしておくと、後から計画を見直す際の判断材料になるのです。
参照:国土交通省長期修繕計画作成ガイドライン等の見直しについて
部位別に見るメンテナンス周期と注意点

屋根・外壁・雨樋・その他付帯部ごと、都城市のような火山灰地域で実務的に見ておきたい点検サイクルと注意点をお話しします。
屋根:材質ごとの点検・改修サイクル
屋根は、火山灰と雨を最初に受け止める部分です。スレート屋根や金属屋根の場合、10〜12年ごとの再塗装が一般的なひとつの目安とされています。
ただし火山灰の多いエリアでは「3年ごとの点検に加えて7〜10年目の再塗装」を基本と考えておいたほうがいいのです。
現場でよく問題になるのは、谷どいのまわりや雪止め金具の付近です。灰が溜まりやすく、そこに雨水が加わると、錆や腐食が他の部分より早く進む場合もあります。
点検の際、塗膜の傷み具合だけでなく、排水経路に灰や泥が溜まっていないか、雨がスムーズに流れているか確認が必要です。
勾配が緩い大屋根や大きな片流れ屋根・下屋を持つお住まいでは、降灰後の清掃を怠ると、一部に水と灰が溜まり続ける場合もあります。局所的なたわみや雨漏りにつながりかねないトラブルです。
「まだ屋根材自体はきれいだから大丈夫」と見た目だけで判断せず、火山灰の溜まりやすい箇所を意識した点検が求められます。
外壁・シーリング|風向きで変わる劣化スピード
外壁は火山灰が風に乗って当たる面と、ほとんど当たらない面で、劣化のスピードに差が出ます。凹凸の多いサイディングやタイル調の外壁は、溝に灰が引っ掛かりやすく、雨だれ汚れやチョーキングが早期に目立つ傾向です。
3〜5年に一度は、お住まいをぐるりと一周し、チョーキング(手で触ると白い粉が付く現象)や細かなヘアクラックがないか確認します。そのほか、シーリングの亀裂・剥離の目視もしたほうがいいのです。
とくにサッシまわりや幕板、外壁の入隅などは、雨水と灰が溜まりやすく、シーリングが先に傷みやすい傾向もあります。小さな補修をこまめに行えば、後々の大規模な漏水トラブルを防ぎやすくなるのです。
雨樋と付帯部|詰まり・変形を防ぐチェックポイント
雨樋は、都城市のような火山灰地域では、屋根以上にトラブルが出やすい部位と言っても過言ではありません。
屋根から流れてきた灰と雨が混ざり、樋の途中で泥のように固まると、断面が狭くなり、そこから先に水が流れなくなります。こうなると、雨のたびに縦樋の継ぎ目や軒樋の端部から水があふれかねないのです。外壁を汚しながら地面に落ちます。
泥状になった灰が長期間樋の中に残ると、その重みで樋全体が下がったり、金具が曲がったりします。樋が外側に開いてしまった状態を放置すると、雨が降るたび外側へのオーバーフローが続きかねないのです。基礎まわりや土間コンクリートへのダメージも大きくなります。
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火山灰地域の「10年スケジュール」と作り方

都城市のような火山灰地域で、外壁・屋根・雨樋を「10年単位でどう見ていくか」お話しします。あくまで一例であり現場感覚の内容ですが、ご自宅用のメンテナンス表を作る際の参考材料になる内容です。
1〜3年目|降灰後の清掃と年1回点検
新築から数年以内か前回の大規模改修から間もない時期は「汚れと灰をためない」ことが最大の目的です。この段階では、大掛かりな工事はまだ不要と判断されることも多々あります。
ただ、火山灰が多く降った年は、屋根や雨樋、そのほかベランダ排水口の清掃だけでもしておくと劣化スピードも変わるのです。
年に一度、雨のあとなどに家のまわりを一周し、雨樋のあふれ跡や外壁の汚れ方、屋根の色ムラなどがないか確認します。気になった箇所はスマホで写真を撮ると、数年後に見比べたときに変化が分かりやすいのです。
4〜6年目|部分補修と次回工事の方向性決め
4〜6年目は、火山灰の影響が出やすい面から、外壁の退色やシーリングのひび割れが少しずつ目立ち始めます。雨樋についても、勾配の甘い部分や、樋の継ぎ手まわりに汚れの筋が出やすくなる時期です。
足場を組んで全面改修まではいかない可能性もありますが、部分的なシーリングの打ち替えや、傷んだ軒樋・縦樋の交換、高圧洗浄による外壁・屋根の洗浄などをしておきます。その後の大きな工事がスムーズになるからです。
7〜10年目|外壁・屋根・雨樋をまとめて更新する
7〜10年目は、外壁と屋根、雨樋を含めた大きな改修について、一度に行うかどうか検討する時期です。足場費用を1回で済ませるためにも「屋根の再塗装またはカバー工法」「外壁塗装」「雨樋・板金・シーリングの同時メンテナンス」を組み合わせるのが理想的です。
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FAQ|火山灰地域の住宅メンテナンス計画についてよくある質問
都城市のような火山灰地域では、外壁・屋根・雨樋が「同時に」傷みやすく、一般地域の感覚で点検や改修時期を判断するとズレが出やすい傾向があります。
ここでは、10年スケジュールを考える際によくある疑問を3つに絞って整理します。
Q.10年スケジュールは「築年数」だけで決めていいですか?
A.築年数だけで決めるのは危険です。火山灰地域では「降灰が多かった年」「豪雨・台風が続いた年」の負荷が大きく、同じ築8年でも劣化の進み方に差が出ます。
築年数に加えて、雨樋のあふれ跡、外壁の雨だれ筋、屋根の谷部の堆積、シーリングの痩せなど“灰と水が集まる場所”の症状を軸に、点検頻度と改修タイミングを前倒しで考えるのが現実的です。
Q.外壁塗装と屋根塗装は、必ず同じ年にやるべきですか?
A.必ず同年とは限りませんが、火山灰地域では同時施工の合理性が高いです。理由は、足場費の重複を避けられるだけでなく、屋根→雨樋→外壁の順に「汚れと水の流れ」が連動しているため、片方だけ直しても不具合が残るケースがあるからです。
屋根と雨樋の排水が整えば外壁の汚れ進行も抑えやすく、結果として外装全体の寿命を伸ばしやすくなります。
Q.雨樋の掃除は毎年必要ですか?それとも点検だけで十分ですか?
A.目視点検は年1回を基本に、降灰が多かった年は清掃の優先度が上がります。火山灰は濡れると重くなり、樋内で泥状化して断面を狭めるため、「詰まりの芽」を早めに摘むほど変形・割れを防ぎやすいです。
実務的には、梅雨入り前や台風前に、あふれ跡・継ぎ目の漏れ・勾配の狂い・金具のぐらつきがないかを確認し、兆候があれば部分清掃や補修を組み合わせる判断が安全です。
富田美装と考える|火山灰地域の“最適タイミング”で外壁・屋根を守る無料相談のご案内

火山灰地域のメンテナンス計画は、「10年経ったら塗る」ではなく、「灰と雨の負荷が蓄積する前に手を打つ」ことが要点です。雨樋の詰まりやオーバーフローを放置すると、外壁の雨だれ汚れが増えるだけでなく、基礎まわりへの水落ちが続いて土間や犬走りの傷みを早める原因にもなります。
さらに、屋根の谷部やベランダ排水口の堆積が進むと、局所的な滞水から雨漏りリスクが高まり、結果として修繕範囲と費用が膨らみやすくなります。
プロタイムズ都城店/株式会社富田美装では、都城市の火山灰環境を前提に、外壁・屋根・雨樋をセットで点検し、1〜3年目は清掃と年1回点検、4〜6年目は部分補修と次回工事の方向性決め、7〜10年目は足場を活かした一括更新という流れで、無理のない計画づくりをサポートします。
問い合わせフォームからのお問い合わせ、メール、お電話でのご相談、ショールームへの来店相談にも対応していますので、「いつまで様子見できるか」をはっきりさせたい方は、富田美装へ早めにご相談ください。
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