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代表の富田です！

「雨漏りを放置するとどうなるのか？」非常に気になることではないでしょうか。「雨漏りを放置すると大変なことになる」そのような話を聞いたことがある方もいるでしょう。

ただ、具体的に「どのような問題が発生するのか？」を知らないと、ピンとこないものです。基本的に雨漏りの状態は、住まいを守る屋根や外壁に大きなトラブルが発生している可能性はあります。

屋根や外壁が経年劣化してヒビや穴が開けば、雨が降った際そこから住まい内部に雨水が流れ込んでくるのです。そのまま放置するとまともに住めなくなります。

「柱や梁の腐食による耐久性や耐震性の低下」「健康被害」「漏電火災」のリスクです。その住まいに住んでいる家族全員を危険にさらすことになります。

そこで今回のお役立ちコラムでは、雨漏りを放置するとどうなるか？をテーマに、雨漏りの怖さと被害についてくわしくお話しします。

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雨漏り放置による深刻な影響

雨漏りを放置すると、どのような深刻な影響が発生するのか知らないと危機感は生まれません。「お金がかかるからいつかでいい」と何年も放置すれば、住まい自体を失いかねないのです。

おおげさではなく、それほど雨漏りは大切な住まいに深刻な状況をもたらします。以下、雨漏りによる代表的な被害をお話しします。

カビやダニによる健康被害

雨漏りは高い湿度環境を好む、カビやダニの増殖を招きます。さらにカビの胞子やダニの死骸などを吸い込めば、シックハウス症候群や喘息などの罹患リスクが高まるのです。

とくに免疫力が弱い子どもや高齢者は、注意しなければなりません。健康体だった方でも、一気に体調を崩す危険性があります。

カビは真菌類と呼ばれる微生物のため、水が存在しない環境下では繁殖しません。ただ繁殖すれば厄介です。カビは、衣食住関連、工業製品まであらゆるものを分解して劣化させます。無機物や鉱物まで栄養源にしているのです。

そのカビの繁殖要因が湿気です。屋根や外壁に大きなひび割れがあると、雨が降ればそこから水は侵入してきます。雨は住まいを支える柱や梁を濡らします。さらに住まい全体の湿度を高めるのです。また、湿度が高まるとダニも活性化します。アレルギー原因になりやすいチリダニは、気温約25度、相対湿度75％前後で繁殖するのです。

黒や緑の点が天井や壁に広がっている光景は不快なものです。美観を損ないますし、来客者に「手入れをしているのか？」と思われかねません。それ以上に怖いのは、カビの胞子やダニの死骸やフンを吸い込むことによる、シックハウス症候群のようなアレルギーの罹患リスクです。以下はシックハウス症候群の代表的な症状です。

【シックハウス症候群の健康被害】

これらの症状が出たら、早めに病院での受診をおすすめします。また、シックハウス症候群はその環境を離れると途端に治まるのも特徴です。雨漏りも原因の1つになりますが、衛生環境が悪い、換気をあまりしていない住環境でも罹患リスクが高くなります。

参照：文部科学省 カビとは

参照：平成 26 – 27 年度厚生労働科学研究費補助金 健康安全・危機管理対策総合研究事業 科学的工ビデンスに基づく「新シックハウス症候群に関する相談と対策マニュアル(改訂版)」の作成

漏電火災の危険

漏電火災も、命の危険をともなう重大なトラブルです。雨漏りが漏電につながる場合もあります。

漏電とは、電気が漏れている状態です。通常、電気は決められたルートを通って流れています。電気機器は絶縁体という電気を通さない物質で、外に漏れないよう対策がされています。たとえば電気ケーブルに使用されている塩化ビニルは絶縁体です。

ただ、絶縁体が古くなっていたり、劣化したりしていると問題です。絶縁体が機能せず、電気が本来の通り道から外れてしまうこともあります。それが漏電です。漏電した電気機器に触れて感電するのは、本来流れてはいけない場所が電気の通り道になっているからです。

また、漏電が発生すると想定外のところに電気が流れて熱が発生します。近くにホコリがあれば熱を帯びて、火災につながる危険性があるのです。

雨漏りにより雨水が住まいの中に侵入したとします。電気機器や電気配線にかかった雨水が電気の通り道になれば、まさに想定外のところに電気が流れるのです。

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コンセント周辺のホコリに注意

漏電火災は雨漏りとは別に日頃から注意が必要です。プラグとコンセントの間をチェックしてみてください。ホコリが溜まっていたら要注意です。

梅雨の際は湿度が高くなります。プラグやコンセント周辺のホコリが湿ります。その湿ったホコリが、電気の通り道になるのです。この漏電はトラッキング現象と呼ばれています。

雨漏り対策は重要ですが、日頃からプラグやコンセント周辺にホコリが溜まっていないかチェックしてみてください。押し入れにしまっていたような家電だと、ホコリがかぶっていることもあります。湿っているなら漏電の危険性があるのです。ホコリを拭き取って、安全性を確保してから使用しましょう。

参照：千葉市消防局予防課 漏電による出火について

参照：関西電気保安協会 漏電発生の仕組み

参照：関西電気保安協会 漏電と感電

木材の腐食による耐震性と耐久性の低下

木材が腐食するのは「木材腐朽菌」が原因です。カビは美観やシックハウス症候群のようなアレルギー症状の原因になります。ただ、木材に付着してもその強度を低下させることはほとんどありません。

ただし、木材腐朽菌という菌類は別です。木材腐朽菌は木材の細胞壁を分解し、代謝する仕組みをもった菌類の総称です。木材腐朽菌の胞子が木材に付着すると、細胞分裂をして菌糸になります。

木材の細胞壁はセルロースという炭水化物により構成されています。そのセルロースをリグニンという物質が守っているのです。リグニンがあるため、生物はセルロースを分解して代謝できません。ただ、木材腐朽菌だけはリグニンのガードを抜けてセルロースを分解できるのです。

木材腐朽菌は木材をエサにします。柱や梁が腐れば元々ある耐久性や耐震性を発揮できません。木材の腐食が進行すれば、住まいを支えられなくなり倒壊の危険性が高まります。また、すぐに倒壊しなくても地震発生時の倒壊リスクが高まるのです。

木材腐朽菌は高湿度を好む

木材には水が含まれています。諸説ありますが、含水率30％以上になると木材腐朽菌が活性化すると考えられているのです。雨漏りで木材が濡れると、含水率は高まります。湿度も高まるために、木材腐朽菌が活性化する環境は整うのです。

また、木材が腐食すると、腐った木材を好むシロアリのような害虫が巣を作るきっかけになります。木材腐朽菌とシロアリにより、住まいはボロボロにされてしまうのです。

参照：森林総合研究所 桃原郁夫 木材腐朽のメカニズムとその防止

雨漏りを発生させないためにメンテナンスが重要

雨漏りは放置が大問題です。雨漏りは自然に修復しません。住まいは確実にボロボロになっていき、その結果、住めない住まいになってしまうのです。

雨漏りが発生した時点で手遅れになっていることも多々あります。天井や壁から水が垂れている時点で、柱や梁を伝って到達していることが推測できます。その過程の中で木材は濡れ、電気配線も濡れている可能性があるのです。

雨漏りが発生する前に原因となる箇所を補修することが、結果として、修繕費用を抑えることにつながります。

屋根にひび割れのような問題があったとします。放置して雨漏りになると、簡単な補修では対処できない場合も出てくるのです。あくまで建て替えはせずに住み続けるなら、屋根の葺き替えも視野に入ります。屋根の葺き替えとは、新しい屋根に全交換する工法です。建て替えと同様の最終手段ですが、100万円以上の施工費用はかかると考えたほうがいいでしょう。

都城市の雨漏り対策は富田美装にお任せください

プロタイムズ都城店/株式会社富田美装は都城市を中心に、小林市からえびの市、日南市まで外壁塗装や屋根塗装の他、防水工事まで対応してきました。都城市での施工実績数はNO1を誇っています。

雨漏りを発生させないためには、日頃のメンテナンスが必要です。外壁や屋根瓦の小さなひび割れも、時間の経過により幅や深さが、広がってしまいます。雨漏りが発生したら屋根の葺き替えや外壁の張替えが必要となり、補修費用がふくらむのです。そのような最悪の状況にしないためにも、雨漏り防止のメンテナンスと補修は富田美装にご相談ください。

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